みちひらきの寺 善福寺のブログ

トラブルやご不安の解決の、道開きのご祈願とご相談

護摩祈祷

毎月17日は本尊十一面観音の御縁日でして、十一面観音護摩を修しております。

 

護摩祈祷は火を上げて皆様から寄せられたご祈願の成就を祈る、祈りの火です。歓喜山聖天尊の本地でもありますので、聖天尊の威光倍増と願主の祈願成就も祈ります。

皆様のお声を聞いておりますと、護摩でのお祓いをした後の聖天供での御祈願は何かしらのご利益を感じやすいものなのかと感じております。

 

やはり、聖天尊の男天にとって十一面観音様が奥様ですので、奥様にお願いしたらご主人の男天の聖天さんも一緒にお願いと聞いてくださっている、そんなところではないかと思います。

 

当山では人前でする護摩と私一人で修する護摩の作法を分けております。なぜかというと、ガッツリ拝むならば1時間半から2時間ほどかかります。

 

しかも火が上がるまでもかなり時間がかかる。それをご参列の方には退屈ですし、こちらとしましても気が散りますので、毎月17日にします護摩は私一人がじっくりと本尊諸尊と向き合う護摩となります。年間厄除け祈祷をお申し込みの方の分はこの護摩祈祷でも御祈祷させていただいております。

 

こんな質問をいただいたことがあります。不動明王さんは、炎を背中に背負っているので護摩祈祷でも悪いものを焼いてくれるのに対し、観音さんは炎は無いですよね?と。

 

私の今の段階でのその答えとしまして、観音様は不動明王さんの様に火炎は背負っておりませんが、お護摩でもご威光を現してくださいます。なぜならば、護摩の火の光が救済の光となるのです。不動明王さんの護摩とは違った感覚になります。その光と一体となって溶け合った時の護摩は熱くもなく、ただただ心地良い、そんな感覚となります。

 

その部分はご参列の方がいらっしゃる時も同じです。略作法だとしても、その様な感覚が味わえますのは、本尊諸尊の降臨があってこそです。

 

参列の方は、気持ちよかった、スッキリしたと言ってくださる方が多く、神仏を身近に感じるとても良い機会だと思っております。

 

また皆様様々なお悩みや抱え込んでいることがあろうかと思います。中には涙を流す方もいらっしゃいます。当山では、個別での護摩祈祷を承っております。ご希望の方には護摩壇のそばに座っていただけます。私と一緒に簡単な経文やご真言を唱えながら護摩に参列するもよし、ただただ火を眺めて時間を過ごすのもよし、その様に非日常の神秘的な体験をするのは、リフレッシュと心の栄養にとても良いと思っております。

ご興味のある方はお問い合わせください。zenpukuji.17@gmail.com

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